ハイヤーとタクシーの違いについて

目的地まで素早く移動してくれる便利な乗り物というと、ハイヤーとタクシーが挙げられますが、両者はさまざまな点で違いがみられます。

まずは利用シーンです。タクシーは街中で手を挙げて依頼することもあれば、事前に連絡して自宅やオフィスまで来てもらうこともあるでしょう。その一方で、ハイヤーは完全予約制で運行されているのが大きな特徴であり、具体的には企業の専務や社長など上級管理者向けの乗り物とというイメージが世間にはあります。タクシーのように日々の暮らしにおける様々なシーンで利用するよりも、海外からの視察や観光などで来られるVIP、あるいは官公庁への送迎など、どちらかという特別なシーンでの利用が多いです。タクシーが公共交通機関向けの乗り物であるのに対して、ハイヤーは個別的な乗り物です。様々なビジネスシーンでの活用以外にもプライベートで利用するなど、利用者の幅広いニーズに対応してくれるのが魅力です。

両者はサービスでもそれぞれに違いがあります。まず、タクシーは種類が多岐にわたります。例えば、ある特定の会社に属して提供するものもあれば、あんどんに個人と記載があるように、個人経営も多くあります。また、観光タクシーや福祉タクシーなどの資格が必要なものもあります。
会社に属しているドライバーは、会社によっても変わってきますが、入社後にまず研修を受けるところから始まります。新卒はもちろん他業種から転職してきたドライバーの人たちも、数日から数週間程度の研修をしっかりと受けてから現場へ出るのが一般的です。

それに対してハイヤーは、新人の方もいますが、どちらかというとある程度の勤続年数など、経験がある人か多く、また、それぞれの会社が行う厳しい試験に合格したドライバーだけが運転できるのが特徴です。タクシーと比べても、ビジネスでも利用できるほど高いサービスの提供が求められるため、社内では様々な研修が行われています。例えば、海外から訪れるVIPも多いので、英会話が行われているところもあります。エグゼクティブ層を対象にサービスを提供する機会も多いため、研修の内容はしばしば、より厳しくなります。

また、それぞれで使用されている車種が基本的に異なります。タクシーにも、セダンやワゴンなど様々な車種がありますが、多くの企業で所有している数はそれほど多くはなく、平均的な価格帯のタクシー車両が多いです。対して、ハイヤーは1ランク上の高級車を揃えているのが一般的です。